2017年12月26日放送の『たけしの家庭の医学』では、認知症予防に効果があるというターメリック味噌が紹介されました。
家庭料理研究家の奥園壽子さんが紹介していた、ターメリック味噌の作り方を画像付きでお伝えします。
ターメリックの別名はウコン。日本でも沖縄や鹿児島などで生薬として栽培されています。
二日酔いの予防にもいいとされていることで有名ですが、他にも様々な効果が期待できるようなのであわせてご紹介したいと思います
Contents
ターメリック味噌は認知症にいい!?『たけしの家庭の医学』放送内容
『たけしの家庭の医学』では、認知症の患者数が増加傾向にあるという内容を放送していました。
2025年には65歳以上の5人に1人が、認知症を発症すると言われているのだそうです。
そこで『認知症予防』に期待できるスパイスとして、ターメリック(ウコン)が取りあげられていました。
インドの人達はターメリックの入ったカレーを毎日のように食べているため、アルツハイマーの発症率が低いのだそうです。
その秘密は、ターメリックに含まれている「クルクミン」という成分。
この「クルクミン」が認知症を引き起こす『脳の老廃物=アミロイドβ』を掃除する効果があるのだそうです。
つまりカレーを頻繁に食べれば認知症予防になる!ということになります。
けれどカレーを毎日食べるというのは、飽きてしまうことも考えられるので現実的に少し難しいですよね。
そこで家庭料理研究家の奥園壽子さんが紹介していたのが、ターメリック味噌です。
ターメリックも和風になれば、ぐんと食べやすくなります。
ターメリック味噌を早速作ってみましたが、作り方が簡単なうえにとても美味しかったです。
認知症予防のためのターメリック味噌。ぜひ一度お試しください。
ターメリック味噌の作り方 画像付き簡単レシピ♪
ターメリック味噌の作り方をご紹介していきます。
番組で紹介していた分量だと少し多かったので、今回は量を半分くらいにアレンジしてあります。
余らせない丁度いい量にしていますので、ターメリック味噌を試してみたい場合に良いですよ。
・味噌:50g
・料理酒:大さじ1/2
・オリーブオイル:大さじ1/2
・鰹節:10g
ターメリック味噌の作り方
【1】耐熱皿に鰹節を入れてラップをかけずに、電子レンジ(600w)で1分間加熱します。
鰹節がパリパリになるので、指で粉々になるまで粉砕してください。
※鰹節10gは結構ボリュームがあってこんもりします。小さな耐熱皿だとあふれてしまうので注意です。
【2】上記の[1]にターメリック・味噌・料理酒・オリーブオイルを加えてよく混ぜます。
混ぜているうちに玉になりますが、後で伸ばすので気にせずに。
ターメリックはオリーブオイルと合わせることで吸収率が高まります。
【3】
ラップを広げた上に、よく混ざった[2]のターメリック味噌を広げて伸ばし長方形にします。
形を整えたら6等分に切り込みを入れてください。
【4】1回につき一塊を使用します。
お椀に入れてお湯(180ml)を注ぐだけで即席お味噌汁の完成です。
☆★☆ターメリック味噌はどんな味? 食べてみた感想☆★☆
ターメリック味噌はオリーブオイルのおかげで、ふつうのお味噌汁よりもコクがあります。
味噌汁というか、ちょっとお洒落な味噌スープといった雰囲気です。
鰹節がたっぷり入っているので、即席でも出汁をとったように風味を感じられます。
ウコンの香りや苦味などは、ほとんど感じませんでした。
そのままキュウリなどの野菜につけて食べてもGood!
今回は具など入れていませんが、ネギを散らしたり乾燥わかめなどを入れたら、さらに美味しくなると思います。
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ターメリックの効能は?美容効果・血流改善・疲労回復にも!
『たけしの家庭の医学』では、ターメリックが認知症によいということで放送されていましたが、期待できる効能はそれだけではありません。
前述したターメリックに含まれている「クルクミン」などの有効成分が体に様々な効果をもたらします。
ターメリックの美容効果
ターメリックに含まれる「クルクミン」はポリフェノールの一種です。
殺菌作用や抗炎症作用などアンチエイジング・老化防止に有効な抗酸化作用があります。
活性酸素によるシミやシワなどの老化を防ぐ効果も期待できます。
また胆汁の分泌を促すので、コレステロール値や中性脂肪が下がり新陳代謝が上がるためダイエットにも向いています。
さらに食物繊維が豊富なため、腸内環境を整えてくれるので便秘を改善し美肌づくりに優れた効果を発揮。
ターメリックを牛乳とあわせて飲む「ゴールデンミルク」「ターメリックラテ」は美味しくて美容と健康に良いということでSNSでも注目が集まっています。
ターメリックの生活習慣病予防効果
ターメリックに含まれるテレペン系精油成分とフラボノイドは脳出血を抑える効果があると言われています。
また体内に入ったクルクミンが、テトラヒドロクルクミンという抗酸化作用のある成分に変化。
消化酵素が関係していると言われ、血中コレステロールを溶かす働きをするのだとか。
糖尿病、高血圧、メタボなどの生活習慣病にも効果を発揮します。
ターメリックの疲労回復効果
ターメリックにはカリウムが豊富に含まれています。
カリウムは筋肉の収縮をスムーズにし、心肺機能を正常に維持したり体を疲れにくくする効果があると言われています。
筋肉の疲労を回復させ機能を向上させることも研究で明らかにされました。
海外ではプロサッカーチームのサプリメントとして公式使用されているほどです。
ターメリックの肝機能向上・二日酔い防止効果
ターメリックの効果効能として、最も認知度のあるのが肝機能向上効果です。
ターメリックを摂取することで胆汁の分泌が促進され、肝臓の機能が向上します。
アセトアルデヒドの代謝が促進されて、悪酔いや二日酔いの予防に効果を発揮します。
アルコール成分の分解も早めるため、二日酔いの症状が出てしまった後でも症状を改善させることが可能です。
ターメリックには牛レバーに相当する鉄分が含まれています。
C型慢性肝炎や非アルコール性脂肪性肝炎などを患っている方は、肝臓にこの鉄分が過剰に蓄積されると症状が悪化しますのでご注意ください。
またターメリックには子宮を収縮させてしまう効果があるため、妊娠中の方、授乳中の方はお控えください。
胆汁の分泌を促す効果もあり、胆汁管障害や胆石を持っている人の場合もターメリックの摂取に注意する必要があります。
何かしらの持病を抱えている場合は、かかりつけのお医者さんに相談してから摂取しましょう。
ターメリック味噌の作り方 画像付きレシピで簡単!たけしの家庭の医学 まとめ
日本の食卓では、カレーくらいしかターメリックを摂取する機会がありませんでしたが、ターメリック味噌を覚えれば今まで以上にターメリックを摂取することが可能です。
ターメリック味噌は、おじやにしたり、野菜につけて食べたり、炒り卵に混ぜて食べたりすると、また別の味わいになりメニューの幅も広がります。
作り方も簡単で手間もかからないので、ぜひお試しください。
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