祇園祭といえば、各山鉾町の会所で販売されている名物「ちまき」が有名です。
ちまきは厄除け・災難除けの護符として家の門口に吊るしておくというのが、古くから京都で暮らす人々の習わしとなっています。
ただ「ちまき」といっても各山鉾町で販売されており、それぞれご利益も違って多種多様です。
そこで祇園祭でおすすめのちまきをご紹介します。
本来は祇園祭の「ちまき」は食べられませんが、実はレアながら「食べられるちまき」も販売されているのであわせてお伝えしますね。
恋が叶う「縁結びちまき」についてもまとめましたので、以下をチェックしてみてください。
Contents
祇園祭のちまきでおすすめは?
ちまきでおすすめは、祇園祭でいちばん認知度がある『長刀鉾』のちまきです。
最も古くに創建された山鉾で、巡行では毎年先頭を飾る花形の山鉾でもあることから、最も注目されます。
鉾先に疫病邪悪を払う大長刀(おおなぎなた)を付けているため「長刀鉾」と呼ばれる。
山鉾巡行では、通りに張られた注連縄(しめなわ)を刀で切って巡行の始まりを告げるという大役を担う。
7月13日から16日まで長刀鉾の横の販売所で厄除けちまきの他、手ぬぐいなどの授与品を購入すると、
懸装品が展示されている2階に入れる。男性のみ鉾に上がることができる。
亥之吉のお店から近い所にある長刀鉾。
粽などを購入すると、鉾に上がる事が出来ます。
女性は鉾には上がれませんが、2階には行けます。
特別に懸装品などが公開されていますよ。
そして皆様、鉾を見た後はゼヒ亥之吉のお店を
のぞいて行ってくださいね!#亥之吉 #祇園祭 #長刀鉾 #京都 pic.twitter.com/95Geq19unn— 亥之吉・お店は1周年を迎えました! (@ino__kichi) 2017年7月14日
長刀鉾のちまきのご利益は『厄払い』です。
厄払いのご利益があるちまきは、長刀鉾だけではないのですが、やはりその知名度からか一番人気を誇っています。
ちまきの販売は7月13日から16日迄ですが、各日の昼頃にはその日の分が売り切れてしまうほどの人気ぶりです。
購入するのに行列ができることもあるので、午前中に購入しに行くのがおすすめです。
お昼前、長刀鉾には粽を買うために50mほどの行列が(°_°;並ばれる方は日傘とウチワ必須ですね!(森) pic.twitter.com/7kLRAqqnDL
— 関西ウォーカー編集部公式 (@KansaiWalkers) 2017年7月14日
月鉾・函谷鉾・南観音山など、厄払いのご利益があるちまきはあるため「長刀鉾じゃなくてもいいかな…」という場合は、他の山鉾へ行きましょう。
厄払い以外にも、学問成就・商売繁盛・安産など、各ちまきによってご利益が異なるので、自分にぴったりなご利益を受けられるちまきを購入するのも良いと思います。
各ちまきのご利益については、以下の記事で一覧にまとめているので、参考にしてみてください。
祇園祭のちまきは食べられない?食べられるちまきもあるよ!
冒頭で前述したとおり、祇園祭のちまきは護符であるため食べられません。
ですが『ちまきは食べられる』と誤解している観光客が多いことから、逆転の発想で黒主山の会所で「食べられるちまき」を販売するようになりました。
生麩で作られているので『ちまき麩』と呼ばれています。こちらも他とは違うという意味でおすすめのちまきです。
黒糖で味付けした生麩を笹の葉で包んだ、あっさりとした味わいの美味しいちまきです。
毎年なんとしても手に入れたい!祇園祭、食べられるちまき→ http://t.co/j3GMv4jh0m 厄除けのご利益も願って、黒主山のちまきを。ちまき麩といって、もちもちしているのです。 pic.twitter.com/XSnXpEKj8i
— ブログdeバーチャル駅長(阪急電鉄) (@ekiblo) 2015年7月23日
販売期間は7月14~16日のみ。価格は1200円(一束3本入り)で、1日100本限定で販売される予定です。
夏の暑さでも傷まないよう、真空パックで包装してくれているのが嬉しいポイントですね。
祇園祭のちまきは食べられないというのがこれまでの常識だったので、生麩で作られた『食べられるちまき』は、地元民など知る人ぞ知るレアちまきかもしれません。
黒主山では食べられるちまきの他にも、黒ごまを練り込んだ生八つ橋「黒のおたべ」を祇園祭限定の黒主山パッケージで販売する予定です。
恋が叶う祇園祭の縁結びちまき
おすすめのちまきは、まだあります。それは縁結びのご利益がある、ちまきです。
厄除けなどのちまきもいいですが、恋をしている人や出会いを求めている人にはピンポイントで願いを叶えたいものですよね。
縁結びのご利益があるちまきは、以下の山鉾町の会所で販売されています。
祇園祭の縁結びちまき:保昌山
祇園祭 他の山鉾からポツンと離れた場所にある保昌山(ほうしょうやま)縁結びの御利益があるので女性の参拝者が多い…西野カナの唄みたいにキュンキュンな願い事書いた絵馬が一杯。一応知人の土産にちまき買う…ちまきも女子受けする感じ… pic.twitter.com/OAnDnjiwGH
— sunny (@OreSunny) 2016年7月15日
保昌山は祇園祭で有名な縁結びの山鉾です。
年々知名度が上がっていて売り切れてしまいがちなため、入手の際はお早めに!
さらに「無言参り」というものをすると、より効果があるのだとか。
無言参りは『家から保昌山に行って帰宅するまで「誰とも」話さない』というものです。
祇園祭の縁結びちまき:芦刈山
離ればなれになった夫婦が念願の再会を果たしたという物語がある山です。
芦刈山の会所では、夫婦和合のお守りのついた粽が授与されています。
お守りは復縁・再縁・縁結びのご利益があります。
祇園祭の縁結びちまき:綾傘鉾
鉾やちまきが縁となって結婚に進んだカップルが多いそうです。
大原神社が会所になっているため大原神社のご利益もあるのかもしれませんね。
#abg京都校 です♪こんにちは!ENGLISH WEEK3日目。今日もロールプレイングを交えた授業が行われています。本日も祇園祭のご紹介。今日はご近所綾傘鉾を。こちらの粽は安産と縁結びのご利益があるそうです! #祇園祭 pic.twitter.com/960CcXwRaH
— 青山ビューティ学院高等部 (@abg_tk) 2016年7月6日
祇園祭の縁結びちまき:鯉山
「鯉=恋」ということで、恋愛成就を願われます。
鯉山に飾られるのぼりに描かれた、たくさんの鯉の中から金色の鯉を見つけると恋が叶うと言われています。
祇園祭のちまきでおすすめは?食べられるものから縁結びまで!まとめ
祇園祭のちまきには、色々な種類がありご利益もひとつではないことをお伝えしました。
ちまきのご利益を確認し、ぜひ自分にぴったりのちまきを入手してくださいね。
早々に売り切れてしまう場合もあるので、お目当てのちまきがある場合は可能なかぎり早めに購入することをおすすめします。
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