岩槻大師に初詣へ 駐車場はある? 護摩やお砂踏みでご利益を

 

岩槻大師は奈良時代末期774年に開かれた古刹(由緒ある歴史の深いお寺)です。

宗派は真言宗智山派で御本尊は不動明王

お遍路の「関東三十六不動霊場第三十一番札所」として多くの人が訪れています。

珍しい「地下仏殿四国八十八カ所お遍路道場」があり、四国八十八ヶ所巡りをしたのと同じご利益を得ることができるため、地元の人にも大変人気です。

あなたも今年の初詣はご家族と一緒に岩槻大師へお参りしませんか。


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岩槻大師へ初詣 駐車場とアクセス情報

 

岩槻大師は埼玉県さいたま市岩槻区にあるお寺です。住宅街の奥にひっそりと建っています。

観光地にあるような大きなお寺ではありませんが、住宅街にあるわりには立派なお寺です。

明治時代には子供たちが通う学校でもあったそうで、どこか居心地のいい雰囲気を感じます。

 

 

★所在地
埼玉県さいたま市岩槻区本町2-7-35

 

★駐車場情報

岩槻大師には山門前本堂前に専用の駐車場があるので、車で行って駐車することができます

ただ初詣の時には大変混みあい、駐車場に車を停めることが困難な場合があります。

特に昼時には混みやすいので、午前中に到着するように家を出発することをおすすめします。

あるいは近くにある「丸山記念総合病院」にある立体駐車場に駐車すると良いでしょう。

病院がお正月でお休みの間、患者さんもいないため駐車が可能です。

有料駐車場なのでコインパーキング的に駐車できます。

といっても30分以内なら無料、30分から2時間までは100円とお安いです。その後1時間ごとに100円がかかります。

病院の立体駐車場には108台も駐車することができて広いことと、この情報を知っている人が少数なのか、混雑もなくスムーズに駐車することが可能です。

岩槻大社の専用駐車場へ行って混雑に巻き込まれるくらいなら、最初から丸山記念総合病院の立体駐車場に停めるというほうが得策かもしれません。

立体駐車場から岩槻大師へは徒歩3分くらいです。

 

★電車を利用する場合

岩槻大師まで電車で行く場合、最寄り駅は東武アーバンパークライン(東武野田線)の岩槻駅になります。徒歩10~15分くらいです。

ただ岩槻大師の公式HPには「徒歩5分」と書かれているので、歩幅が大きくて健脚の方なら、それくらいで到着するのかもしれません。

 

★タクシーを利用する場合

駅でタクシーを拾うことができたらタクシーで行くのもありだと思います。

岩槻駅、東口の改札を出て右手にタクシー乗り場があるので『岩槻大師まで』と言えば運転手さんはすぐにわかってくれるはずです。

料金は初乗りでおさまるか少々超えるくらいの料金になると思われます。目安としてご参考になさってください。

 

岩槻大師の初詣で護摩を焚いて所願成就を祈願

 

岩槻大師に到着して門をくぐった先では、護摩祈願のための護摩木(願いを書く特別な薪)が積まれています。

何か願い事がある人は護摩木に所願と名前を書きましょう。(護摩木の四面すべてに書いてOK)

後でお坊さんたちが炎で燃やしてくれます。

これが護摩供厳修といい、いわゆる『お護摩』と呼ばれているものです。

護摩とは?
(護摩は密教ならではの修法のひとつです。
火の中に供物と所願が書かれた護摩木を投げ入れて祈願します。)

せっかく岩槻大師へ来たのなら、ぜひお護摩を体験なさってください。

お護摩の浄火を受けると厄難除けになるので、初詣にやるにはぴったりです。

お護摩は所願成就だけでなく煩悩を焼き尽くしてくれると言われています。

 

岩槻大師で行われる、1月のお護摩スケジュールは以下のとおりです。

1月1日 元朝祈願大護摩供厳修
0時

1日~3日 初詣祈願大護摩供厳修

10時・11時 13時・14時・15時・16時

4日~7日 新春祈願大護摩供厳修
11時・14時

7日 大護摩(終了後に七草粥がいただけます)
11時

15日 大護摩供厳修(鏡開き
11時

 

駐車場の情報でお伝えしたのと同様に、お護摩も11~14時は混みがちです。

お護摩の時間になると本堂でお護摩が始まります。

<護摩の流れ>

  • 参拝者は正座をして全員でお経を唱和します。
  • その後、塗香を少量もらえるので手で揉み体につけて身を浄化します。
  • お護摩の火の前で拝み、ご本尊である不動明王に拝みます。
  • その後、頭上で大麻(おおぬさ)を振られ厄を祓ってもらって完了です。

 

これでお不動様のエネルギーをいただけたということになります。

この一連の流れを完了するのに大体25分くらいかかるかと思います。

 

岩槻大師でお砂踏みをしよう 四国八十八ヶ所霊場を巡礼

 

岩槻大師へお参りに来たのなら、護摩と同様におすすめしたいのが『お砂踏み』です。

冒頭でお伝えしたとおり、岩槻大師はお遍路の「関東三十六不動霊場第三十一番札所」となっています。

本堂の地下には仏殿があり、そこには八十八ヶ所の大師様がずらりと並んでいるのです。

その足元には番号の書かれた砂の入った座布団のような袋が88個置いてあります。

この座布団の中には四国八十八ヶ所霊場の砂が納められており、これを踏むことで八十八ヶ所霊場を巡礼したのと同じご利益をあやかれるのです。

 

地下仏殿へ行くときは、白い笈摺(おいずる)を着用します。

霊場巡礼なので当然といえば当然ですがとても本格的です。

 

地下仏殿へ向かう道中は、真っ暗な階段を降りていきます。

薄暗いというレベルではなく、文字どおり暗闇ですので足元には充分注意なさってください。

左手で壁を触りながら前進しましょう。

この途中、壁の穴に幸せを呼ぶ霊鈴(五鈷鈴)があります。

暗がりで辺りは見えないのですが発見できたら、ぜひ鈴を振ってください。

後続の参拝客がつかえている場合は、探すのに夢中になっていると周囲の迷惑になるかもしれませんので注意してくださいね。

 

スタートが真っ暗なことと「南無大師遍照金剛、南無大師遍照金剛…」と仏殿からお経が聞こえてくるという点で、小さなお子さんは泣いて怖がります。

この場合は無理させると可哀想ですし、お子さんがもう少し大きくなったときに巡礼すると良いように思います。

 

地下殿へ到着したら88体の大師様に一体ずつ手を合わせ、座布団の上を横歩きしながら八十八番まで踏み歩いてください。

冬はこの砂座布団の上に乗ると足が結構ひんやりしますので、厚めの靴下を履いていくといいかもしれません。

そして大師様に手を合わせて進んでいく際には、ご自分でも「南無大師遍照金剛、南無大師遍照金剛…」と唱えることをおすすめします。

88体の大師様に手を合わせ、88枚の座布団を踏んでいくので、同じ作業を88回繰り返していくと作業っぽくなりかけるのですが、お参りをしていることをどうぞお忘れなく。

というのも、88体のうち自分の年齢と同じ番号にいる大師様に念入りにお祈りすることで更にご利益があるからです。

気付いたら自分の年齢の番号を過ぎていた…ということのないように、88体にしっかり手を合わせることをおすすめします。

 

88体に合唱をしおわったら、出口近くに不動明王がいるので忘れずに手を合わせましょう。

最もパワーが強い不動明王とのことです。

 

前述しましたが、お砂踏みをすれば四国八十八ヶ所を巡礼したのと同じになります。

遍路の旅をしたいけれど四国までは遠くて行けない!という方には、おすすめです。

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岩槻大師の初詣 駐車場や護摩・お砂踏み情報まとめ

お護摩やお砂踏みが終わったら、境内でおみくじを引いたり、お守り、破魔矢などを購入してはいかがでしょうか。

特に交通安全のステッカーは人気で、さいたまナンバーの車に貼ってあることが結構あります。

境内には交通祈願堂もあるので、お帰りの際にはぜひ交通安全を祈願してくださいね。

今年は岩槻大師で、いつもと違った初詣をお楽しみください。

 

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