冬に食べる果物の定番といえば、甘酸っぱくて美味しいみかん。
5kg、10kgと箱買いをして、たくさん食べるというご家庭も多いと思います。
そして食べ終わったあとの皮を見て『何かに活用できるんじゃないかな』と思ったことはありませんか?
そう思った、あなたは大正解。
実はみかんの皮には、たくさんの使い道があります。
今日から、みかんの皮を有効活用しましょう。
Contents
みかんの皮を活用しよう。そもそもどんな効果があるの?
みかんはビタミンCなどが含まれている栄養満点の果物ですが、皮は「陳皮(ちんぴ)」と呼ばれ、漢方薬の原材料として親しまれています。
消化促進、食欲増進、喉の痛み止め、咳止めなどとして昔から利用されてきました。
またみかんの皮にはリモネンという精油成分が含まれており、甘酸っぱい爽やかな香りを放ちますが、その香りにリラックス効果があるとされています。
またこのリモネンが油汚れを落とすのに非常に向いていて、掃除をする時の強い味方になってくれます。
市販の家庭用洗剤に『オレンジオイル配合』と記載されていることがありますがそれはまさしくリモネンの成分を利用した洗剤です。
リモネンは天然の植物から搾りとった成分なので、安全性が高く安心して生活に取り入れることができます。
みかんの皮は掃除に大活躍!そのパワーは市販の洗剤以上!?
みかんの皮で落とせる汚れは
油性マジック、クレヨン、水垢、シールを剥したあとのべたつきなど様々です。
特に効果を発揮するのは、
魚焼きグリル
電子レンジ
ガスコンロ
換気扇
などの台所まわりをベタベタにする油汚れです。
スポンジなどでこすっても、なかなか落ちなくて大変ですよね。
そんなしつこい油汚れもみかんの皮から作る『オレンジオイル』で面白いくらいにスルッと簡単に落とすことができます。
オレンジオイル配合の市販洗剤を買ってくるよりも、自分で作ったほうがたっぷり使えてお得ですよ。
しかも作り方はとってもシンプル。
少ない材料で誰でも簡単に作ることができます。
・みかんの皮…みかん4個分
・消毒用エタノール…200ml
★作る手順
(1)外側のオレンジ色の方ではなく内側の白い方を上にして、みかんの皮を新聞紙などの上に並べて、よく乾燥させます。
(2)瓶に乾燥した皮を詰め込み、エタノールを注ぎます。
(3)瓶にフタをして日の当たらない冷暗所に10~14日程度おきます。
(4)エタノールの色がオレンジになったら完成です。
あとはスポンジ・布巾・ブラシなどに、オレンジオイルをふくませて気になる汚れを落とすだけ。
もう市販の洗剤はいらないかも!?と思うくらいにサッパリとキレイになりますよ。
画像付きの詳しいオレンジオイルの作り方は、こちらの記事をご覧ください。
みかんの皮の使い道いろいろ!優秀すぎてもう捨てるなんてありえない!?
みかんの皮から作ったオレンジオイルが掃除に大活躍することがわかりました。
しかし驚くなかれ、みかんの皮にはまだまだ使い道があります。
★茶渋がついた湯飲み&急須を綺麗に
みかんの皮の内側に塩をつけて湯飲みや急須をこすります。
あとは水ですすぐだけ。
たったこれだけで茶渋がきれいに落ちます。
★消臭剤
オレンジオイルを作ったときのように、みかんの皮をよく乾燥させます。
生乾きのままだとカビが発生してしまう原因となるので注意です。
そしてパリパリに乾燥したみかんの皮を、薄地の巾着などに入れるか、器に入れて靴箱、押し入れ、トイレなどの臭いが気になるところへ置いておけばOK。
ミカンの皮がイヤな匂いを吸収してくれます。
★みかん茶
みかんの皮が「陳皮」という漢方薬の原料になることをお伝えしました。
お茶にして飲むことでみかんに含まれるビタミンCを摂取することができ風邪予防に最適です。
またペクチンという成分も含まれており、体内のコレステロールを制御してくれる効果が期待できます。
みかんの皮をお湯で丁寧に洗い、皮に付着しているワックスや汚れを取り除いたらパリパリになるまでよく乾かします。
乾燥したら細く刻んで粉々にしましょう。(ミルを使うと便利です)
粉々になったみかんの皮5g程度をカップに入れてお湯に入れたら完成です。
お好みでハチミツなどを入れると甘さが加わって、より美味しく飲めます。
★みかんふりかけ
なんと、ご飯のお供にもなってしまいます。
<材料>
みかんの皮…30g程度
白ごま…大さじ2杯半
塩…小さじ1
七味唐辛子…少々
<作り方>
上記の材料をミルに入れて挽いたら出来上がり。
青のり、干し椎茸、乾燥ワカメなど、他の材料を入れてアレンジしても美味しそうです。
材料や分量を調整して、自分だけのオリジナルふりかけを作るのも楽しいと思います。
みかんの皮を活用しよう!掃除の道具や使い道がたくさん!まとめ
今まで捨ててしまっていたみかんの皮が、私達の生活に役立ってくれる頼もしい存在だということがわかりましたね。
あなたも、みかんを食べる機会があったら、皮は捨てずに有効活用してみてはいかがでしょうか。
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